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ミエリーノ柏木第7回
柏木:存在するんですか?ね。キスのタイミングって。存在はしま…するもんだと思いますか? リリー・フランキー:これはね、俺も聞きたい位なんですよね。 リリー:俺もねしらふで人とキスをしたことないもんですからね。 リリー:いや、だから、大人で、常識人で、あとなんでしたっけ? 柏木:束縛ですけど… リリー:束縛しない人。これちょっと、キャバクラみたいになっちゃいますけど、この3つの条件を持っている人が同時に2人現れた、とする。 リリー:それでも柏木さんは、Aさんとつきあう事にしたんですよ。 リリー:3つとも持ってる。ほんで、俺が「あれ?なんでBさんも3つともあったのに、なんでAさんにしたの?」って聞いた時に、なんて言うんですか? 柏木:え?なんか、なんか決め手が… リリー:なんかBさんには無くて、Aさんにはあるものがあったとしたら、何だと思いますか? 柏木:え〜、なんだろう…。あ〜、波長?ん〜、波長か、もしくはその人のアプローチ度合いというか… リリー:そう、だから秋元さんが心配してるのは、けっきょく押しの強い奴に持っていかれそうな気がするって言う、いやな予感はするんですよ。 柏木:笑 それ、それ前にも言われました。 リリー:だからあれなんですよ、柏木さんのような小動物系の人はけっきょくね、押しの強い厚かましい男に持っていかれるんですよ。 リリー:そして、本当にまじめで大人っぽくて、束縛しないまじめな人っていうのは、意外に押しが弱いもんだから。 リリー:柏木さんに対して、押しでがんがん来る人はだいたいロクもんじゃないですよ。 リリー:押しの強い男ですからね。どうせ結婚したら、絶対その押しの強さで浮気めちゃくちゃするじゃないですか。 柏木:自分が押す事はたぶん絶対ないので… 柏木:でも押しの弱いちゃんとした人と、押しの弱い人が上手く行く事はあるんですか? リリー:いや、そういう事があるんだっていう、思う事がロマンチックだって事です。 柏木:あ〜 さて、この回もリリーさんの恋愛講座が面白かったので抜粋。 けっきょく、恋愛の場合同条件なら、桶に3つしかないウニを平気で食えちゃうタイプが相手を勝ち取れる可能性がとても高いという、あたりまえですが身も蓋もない講義です 笑。でも、たぶんそんなもんです。 まあ、アプローチが強い方が、より自分を好きでいてくれると思ってしまうのはしょうがないです。だって、相手の表現方法でしか、気持ちを測るすべは無いですからね。 エンディングはやすすの指示通り砂に名前を書いた柏木さんが、波で消えてしまった名前を今ちゃんが消した、と怒っているシーン。 八つ当たりでサングラス姿にたいして「なにそのサングラス。ここ日本だよ?」っていうよくわかんない怒り方が可愛い。 そして、エンディングで流れる柏木さんの「ショートケーキ」が、このドラマの空気感にマッチしてて、絶妙にいい。 |
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