「AKB48G大組閣まつり」についての私見

2014年01月26日の「AKB48リクエストアワーセットリストベスト200 2014」にて2/24「大組閣祭り」の開催が発表されました。

詳細が発表されていないので、今の所発表されている内容はわずかです。
なので、これから書く事はあくまで憶測や希望ですのでご了承ください。

今の所分かっている事は、
・イベントタイトル「大組閣祭り」
・AKBGをまたいでの組閣になる
・組閣対象は全グループのメンバー、研究生・ドラフト生
・日付・会場。
のみ。

AKB48で言うと今まで行われた組閣は2回。

・2009年「AKB104選抜メンバー組閣祭り」
・2012年「AKB48 in TOKYO DOME 〜1830mの夢〜」
(兼任だけの発表、指原さんのイレギュラーなグループ移籍などは除く)

2009年の組閣はイベント名と開催日だけが事前に発表され、イベントの最後で組閣というのはチームシャッフルである事が知らされその場で組閣を実行しました。

2012年の組閣は会場で組閣の発表がありその場で組閣が実行されました。

なので、形式としては2009年の組閣スタイルに似ていますが、グループ間移籍がかかわるという意味では2012年の組閣に似ています。

1ヶ月の空白

気になるのは、「大組閣」の日程が実施まで1ヶ月ほど空いているという事です。

今まで、組閣にてグループの完全移籍を発表したのは海外組とらぶたんの博多移籍のみですが、その際はチームシャッフルとはちがって事前に本人への意思確認がありました。

兼任であれば出張のようなものなので、当日辞令がおりても本人気持ち以外、物理的な問題はないのではないかと思いますので、実施までに1ヶ月間を空けた今回の大組閣は、海外も含めた完全移籍をメインとしたイベントのような気がするのです。

なので、グループ移籍に際しての該当者への説得期間、かつ移籍を希望するメンバーの募集、人選を「大組閣祭り」開催日まえに、行う為の1ヶ月であると個人的には予想しています。

もしかしたらすでに移籍を希望するメンバーからの意思表示があり、そこから発想した大組閣かも知れません。

おそらく、もう動かしたい人選は決まっていると思います。
そしてチャンスを均等に与える為に、これを機に移籍兼任を希望するメンバーの募集をこの期間にするような気がします。

メリット・デメリット

これに関しては、どのグループ、どのメンバーを主眼にしてみるかでかなり変わってくるのではないかと思います。

人材が流出して、チームバランスの崩れたAKB48にとっては、移籍を含む組閣はメリットになるかと思います。

一方今の状態までやっとこぎ着けた、という姉妹グループやチームに取っては移籍や組閣によって今の状態を崩される事はデメリットと感じるでしょう。特に一方的なメンバーの引き抜きや加入があるのではという不安はあると思います。

なので今回のこの大組閣は、AKB48や今苦戦しているチームにとってとても有利な取引のように感じます。

ただし、チームという枠を超えてみたばあい、たとえ成功しているように見えるチームであっても、メンバーによっては中々チャンスを物に出来ず、何かきっかけを掴みたいと思っているメンバーもいるかもしれません。

そういった子にとっては今回のグループをまたいでの組閣は、大きなチャンスととらえているかもしれません。

実際に移籍や兼任で結果をだして成功しているメンバーもいる訳で、そう思うメンバーもいる事は十分考えられます。

なので、このメリット・デメリットというのは、その視点を変えるとまったく逆の解釈になってしまうのがとても難しいところです。

リセット

秋元康氏が、組閣発表後全員の前で
「今回の大組閣はチーム間の実力差などを鑑みたものだ。」
と発言したそうなので、今回の大組閣の目的はこの”チーム間の実力差の均衡化”なのでしょう。

ペナントレースが4月からあるという角度から見れば、たしかに”チーム間の実力差の均衡化”は公平な施策です。

しかし姉妹グループは今まで、「AKB48に追いつけ追い越せ」「箱で一致団結してがんばれ」という方向でがんばってきていたように思います。

それを考えるとそこを目標にしてきた姉妹グループに取っては、今回の”チーム間の実力差の均衡化のための大組閣”という発言には矛盾を感じるかもしれません。

「今のチームで十分ペナントレースを戦える」ように作り上げてきたと思っていたチームを否定されているような気になるメンバーも、ファンもいるかもしれません。

ただ、忘れてはいけないのは、秋元康氏はAKBGのプロデューサーだと言う事です。

2012年の秋元氏のぐぐたすにはこんな事が書いてあります。これは松井珠理奈さん、渡辺美由紀さんの兼任発表があり、ファンから猛反対を受けた時のコメントです。

僕はAKB48グループ全体のプロデューサーなんですよ。
AKB48だけがよくなればいいと思うわけがありません。
SKE48もNMB48もHKT48もJKT48も大切なグループです

珠理奈はSKEを、美優紀はNMBを本当に愛しています。
それぞれが日本一になろうとしています。
でも、AKBグループは、みんなライバルである以上に仲間なんですよ。

たぶん、秋元氏のスタンスというのはこの時から変わらないんじゃないかと思います。

だから今回の大組閣は、きっかけはAKB48の立て直しかもしれませんが、細かい部分では各姉妹グループのチームにもそれぞれ何らかの問題が潜んでいるという事が上がっていたかもしれません。

そしてそういった貯まった澱のような物があるのだとしたら、この機会に一度リセットする事で「AKB第二章」をリスタートするいい機会だと思ったという事は十分考えられます。

下衆な言い方をすれば、この大組閣で姉妹グループだけ損をするというような施策は、総合プロデューサーとして取れないだろうな、とも思うのです。
なぜならそれぞれの姉妹グループにだって取引先があるからです。

だから姉妹グループから人気メンバーをAKB48に持っていきたいだけの組閣にはけっしてしないだろう、と信じています。

最後に

1ファンとしてから見ると、いろいろ思う所があった大組閣発表でしたが、やるからにはより多くのメンバーが、その大組閣にメリットを感じる物に運営はしてほしいなと思います。

そして、希望して移籍するメンバーがいるならば、その子が元チームを捨てたなどと非難される事も無く新しい環境でチャレンジできるよう、各チームのファンが暖かく迎えてくれればな、と思います。

さて、2月24日、一体どんなドラマが生まれるのか、心静かに待ちたいと思います。


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