|
「マツムラブ!」のAKB新聞のドレスについて。
1万円の予算、とうことで発想されたAKB新聞をつかった紙ドレスが、めっちゃ可愛かったです。
おそらく1万円の予算というのは、シャレから出た発想だとは思いますが、1万円という予算でどれだけ衣装の知恵を絞れるか、体を張れるかという、スタッフさんも巻き込んだ松村ソロプロジェクトには脱帽。
いまだに金額の上限はネタだと思いますが、どちらかというと制作者側がその上限でやってやろうじゃないかと楽しんだというか…。たぶんしのぶさんならはりきる 笑。
(ちなみに、AKB48の選抜クラスの衣装なら最低20~30万円くらいかかるそうです。)
おそらく発想はこの辺の、アート作品ではないかと。
|
この作品は電話帳を使っていますが、ペーパードレスには新聞紙という素材もよく使われます。
紙を使ってドレスを作るという発想は案外古く、海外では1960年代に大流行したファッションムーブメントの一つで、特に芸術家達はこぞって新聞紙や広告でペーパードレスを作っていたそうです。有名どころではアンディ・ウォーホールなど。
結局、耐久性も悪く着心地も悪いので流行としてはすぐに廃れましたが、ファッションに関わる人に取っては、このペーパードレスというムーブメントはファッション史の伝統の一つになっています。
ちなみにデザイナーのジョン・ガリアーノは、このファッションムーブメントへのオマージュとして2年ほど前からニュースペーパープリントの洋服を発表しています。
レディ・ガガも、自分の記事の載っている新聞でスーツを作ってライブで歌ってましたしね。
|
なので、この一見冗談のような発想も、ファッションにかかわる人には発想の元ネタがこのへんのファッションムーブメントの引用だとピンと来たんじゃないのかな。
予算が無いからと煙に巻いていますがじつはかなりかっこいい事をしている…すごいな、しのぶ。
なので、この衣装は衣装部の英知が詰まった、とても素敵な衣装だと思うのです。
まあ、耐久性については心配にはなるところですが、よく見ると身頃はちゃんと裏も貼っているし、ミシン目も見えるので、工作のようにただ貼付けた訳ではないようなので、衣装としても意外と持つんじゃないかと思います 笑。
ただ、スカートのプリーツ部分は、おそらく紙そのものの様に見えるなので、毎回メンテナンスが必要かもしれません。
まあ、かおたんをメディアの発信者、ととらえるならば、スカート部分で情報が毎回更新されていると思えばいいか。
でも、プロモートの度にプリーツをたたむのかぁ…。しのぶ大変だ。
|
ちなみにデザイン元はこれかな?指原さんの「それでも好きだよ」へのオマージュにみえるのが、ちょっと泣けました。
————————————-
————————————-
スポンサードリンク