合コンと坊主についての考察

そろそろ世間のほとぼりが冷めてきたので、合コンと坊主について、個人的な意見のまとめを。あくまで自分の中で折り合いがついたので形にしたかっただけで、個人的な感想です。

まず、自分はアイドルが恋愛等をする事に関しては、別にどうでもいい派です。
なので、合コンしようが、お泊りしようが、応援する気持ちに何ら影響はありません。

でも、そう書いてしまうと話は終わってしまうので 笑、今回、個人的に違和感を感じた部分について勝手に考察したいとおもいます。

ちなみに youtubeで配信した事により、国際的に話題になった事に関しては、ゴシップ程度ですぐに沈静化すると思っていました。本人が自分の意思で坊主にしましたと言っている以上、犯罪性は無いので、外国から見るとカルトな集団、ととらえられて終わりなので。特殊に見える集団、という所は否めない。
それがいいとか、悪いとかは分かりません。もう公表しちゃった事ですしね。

あと、運営の処分については恋愛禁止条例が不文律である以上、一律な罰則は取れないと思っている派なので、ここに関しても今回の処分に関しても、いままでのいろんな人の処分に関しても何の意見もありません。
処分内容にいろいろ違いがあるのは、発表できない内容が裏にあったかもしれないからです。

今回、世間を騒がせたという事で運営がみぃちゃんに通達した罰則は「研究生に降格」でした。
自分に取っては、7年間もAKB48に在籍し、選抜メンバー常連である1期生が研究生に落ち、また1からやり直すというのは、これだけで十分重い罰則であるという印象です。研究生はAKS預かりなので尾木はいったん解雇になると思われますので、テレビ出演などの活動で挽回する機会もおそらく少なくなります。

ここから、また上がってくる事はとても大変です。

ただでさえ痛手を負っているのに、反省の意を表す為のコメント発表の動画収録に、丸刈りにしてきた。理屈はどうであれ、女性が丸刈りというのはショックな映像です。
本人は衝動的に、とは発言していますが、本来の問題を薄めるには十分インパクトのある映像でした。

それらをふまえた上で、今回個人的に考察した点は以下の3つです。

  1. みぃちゃんが、この坊主を誰に見せたかったのか。
  2. 一期生は、みぃちゃんをなにから守りたかったのか。
  3. 合コン騒動について

この3つについて個人的な意見を述べたいと思います。

チームA5th公演より「恋愛禁止条例」

1.みぃちゃんが、この坊主を誰に見せたかったのか。 について。

一見、坊主頭は反省の意に見えますが、本来のファンに対して詫びるのであれば、今後の行動で示すしか無く、そういったファンの人がみぃちゃんのむざんな坊主頭が見たかった訳ではないのは重々分かっているのではないかと思うので、反省の意で坊主頭にしたのは、そもそも誰に見せたいのかという疑問がわいたのですね。

このまま、ただ研究生に降格した場合、上記したように露出が減りおそらく話題としては消えてしまいますし、アイドル峯岸みなみとしてはファン心理の問題として、復活は難しいでしょう。
みぃちゃんにとって、今はタレント峰岸みなみ、というのは世間的にまだまだ無名ですが、坊主にした娘、というインパクトは絶大で、おそらく今後這い上がってきた際に、タレントとしては新しい肩書きになるでしょう。マスコミ的には十分爪痕を残したと言えます。

なので、タレントとして生き延びる為に起死回生を測ったのであれば手段としては成功。

しかし、坊主にしてまで残りたかったAKB48には
「ファンとはこういった事で手のひらを返したように自分達を総攻撃するものである。それは突発的に坊主にするくらい恐怖である」
という印象を世間に残してしまった事は否めないと思います。

しかし、それはおそらく、普段から「坊主にでもならないと許されない」と思わせてしまうファンの行動が普段からあるからこそ出てしまったものではないかと思えるのです。

研究生公演より「アイドルなんて呼ばないで」

2.一期生は、みぃちゃんをなにから守りたかったのか。 について。

今回、みぃちゃんの一連の動きを見て、1期生のみなさんは、それぞれ「みぃちゃんは自分たちが守る」
という姿勢を表していたような気がします。

これは女性と男性の考え方の違いかもしれませんが、彼女達の人生のほとんどを捧げてきたAKB48というのは運命共同体であり、体の一部であるので、その中の何人かが何かしらの失敗をした所で、本人がやり直したいのであれば応援したいという気持ちが強いのは当然で、それは、例えば自分の家族が何かしらつまずいたとしても、失敗はしかったりしながらも応援する気持ちに近いのではないかと思いますので、その気持ちを否定する必要はそもそもないとおもいます。みぃちゃんへの罰則はすでに運営から出ているのですから。

総監督が、みぃちゃんをかばうような発言をしたことを批判する人もいるようですが、そもそも総監督がそういう事をする仕事かどうかは分からないので、そこを責めるのもどうにも意地悪な発言だと思います。

では一期生がみぃちゃんをなにから守りたかったのか、ですが、これは
「手のひらを返したように自分達を総攻撃するファン」
から、大事な家族を守りたい、という事かと思います。

つまり、1期生にも
「アイドルファンというものは、こういった事で手のひらを返したように自分達を総攻撃するものである。」
という恐怖が、一致しているように感じられるという点。つまりは、彼らも普段のファンの行動から、そう思っている、という事なのでしょう。長年AKB48に属している一期生がそう思うほど最近のファンの行動に、そういった部分がある事を感じているという事は否めない気がします。

ミエリーノ柏木 Chapter1より

3.合コン騒動について

そもそもアイドルとして合コンがいいかどうかは、イメージが自分にとって損か得かだけの問題。20過ぎた大人が、朝まで飲んでいた席に男性がいたというだけの事ではありますし。週刊誌に撮られた事が色恋沙汰でなければ、個人や各事務所に判断は任せるといった所なのではないかと思います。よって、おそらくイメージ戦略をそろそろ大人にシフトしていこうという柏木さんにはいいきっかけだったのではないかと思います。悪い事をしたというイメージにしない為にも、謝罪しないほうがいいと思います。

ただ、この合コンの席にみぃちゃんが柏木さんを呼び出し、現場についた所、予定に無い男性がいたと、ナベプロが発言し、尾木は男性がいる事は報告されていない、と、みぃちゃんにとってはさらに心証の悪い事にはなってしまいました。

もしかしたら、お泊まり発覚だけなら、坊主にはしなかったんじゃないか、と後になって思いましたが、これも憶測でしかないので、分かりません。

リクエストアワー2013より

個人的な統括

恋愛禁止条例というのは、AKB48にとってはやはり不文律のルールです。
「恋愛をしないという担保」で人気を集めるメンバーもいるという一面は否めないので、それを覆される事で怒りを表すファンがいても仕方の無い部分はあるかと思います。
しかし、それであれば、無言で去ればいい事です。人気が無くなるという事で制裁はうけるはずですから。

そして、一番肝心なのは、
「そのメンバーのファンでもない人が、進退に口を挟んではいけない」
事だと思います。進退はその所属する組織の決める事です。
ファンに運営権は無いので、進退を決める権利はありません。

なのに、それに決定権があるかのように、ファンでもない人が声高にメンバーを責めるのは、ちょっと違うと思うのです。
そして、それがメンバー達にとって恐怖となっているのであれば、それはとても悲しい事です。
今回はそれが自傷行為のごとく坊主になるという形で現れてしまいました。

自分の応援するアイドルグループに裏切られて悲しい、所属するメンバー全員に精神的規制を厳しく、さらに傷ついたから叩きのめしてやれ、と固執する事は、アイドルとファンという関係性においては、あまりにも悲しい関係ではないかと思ったりもします。

そして、そもそもAKB48とは未完成な彼女達を応援するというエンターテイメントであることを忘れてはいけないと思います。

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