2014年10月25日放送「AKB48SHOW」より
HKT48博多祇園山笠バージョンの「恋のお縄」です。
この「恋のお縄 HKT48博多祇園山笠バージョン」の初披露はHKTアリーナツアーのファイナル、海の中道公演。
ちょうどツアーが博多祇園山笠の時期と重なった事もあって、コンサートでは博多祇園山笠特有のかけ声「オイサオイサ」と、神輿、飾り山笠を模した人形の演出など、とても地元色あふれる賑やかな楽しい演出でした。
「恋のお縄」と言えば元は優子さんセンターの「チームZ」の楽曲。
“ぱちんこ銭形平次”のCMのための限定のユニットで、景品限定CDといった、今のチームサプライズの前身のような配布形式だったと記憶しています。
発表されたのが「ヘビーローテーション」の次の年の2011年4月なので、総選挙で1位を録った後の企画ですがパチンコの企画は案外発表されるまで時間がかかるので、もしかしたら総選挙で優子さんが1位を取るまえから決まっていた話だったような気もします。
であれば、優子さん初のセンター曲収録は、実は「恋のお縄」だったかもしれません。
この「恋のお縄」、企業CMの為のユニットだったせいかAKB48の大箱ではリクエストアワーで1度やっていた位の記憶しかありません。(違っていたらすいません)
とてもコンサート向きの盛り上がる曲だし、AKB48を盛り上げて来た優子さんセンター曲らしい”いなせ”な曲なのに、優子さん在籍時も、そして卒業した今も、なぜかAKB48は大箱に組み込まない不遇な曲。
だから、こうしてHKT48で息を吹き返す事はとても嬉しい事です。
こうした昔の名曲をカバーする事において重要なのは、その曲を完璧にコピーする事ではなくて、その曲のエッセンスを再演者が自分たちの色で演じる事なのではないか、と個人的に思っているので、今回のHKT48の「恋のお縄」はチームZとは又違った楽しさがあって、とても好きです。
今回、AKB48SHOWでは、この1曲だけを切り取って披露したので、HKT48のツアーのセットリストを知らない人にはずいぶん唐突な選曲に見えるかもしれません。
が、セットリストではこの曲はコンサート終盤の盛り上げどころへの重要な切り替えの曲として起用しています。ただの思いつきではないとおもいます。
優子さんの卒業公演で指原さんは「昔も今も一番尊敬している先輩は優子ちゃんです」と言っていました。
AKB48が「ヘビーローテーション」を優子さんの代表曲として引き継いで行くのとおなじように、この「恋のお縄」も指原さんなりの優子さんへのリスペクトをこめたHKT48での継承なんじゃないのかな、と個人的には思っていたりします。