「ミエリーノ柏木」の第1回より抜粋 秋元康:あのさ〜、柏木は…恋愛向いてないよな? 柏木:(笑) そうですか〜? 秋元:うん、絶対向いてないと思うんだよね。まじめすぎるんだと思うんだよね。 秋元:ある、すんごいある。恋愛は、あのどこかこう、グレーゾーンというかさ、好きなのか、どうなのかなとか、その揺れ動く所がいいんだけどさ 柏木:はあ〜。 秋元:柏木ってもう、なんかきっちりしすぎてるかもしれない。 秋元:だから、はっきりしないのがいいんだよ。 「遅くにごめん。あのさ、今から海見に行かない。」 柏木:あやしい。 秋元:なんでって(笑)おまえ、そんなさ、なんかさ、そんななんかさ、情緒の無い…。なんでですかって。 柏木:なんで海に行きたいの? 秋元:明日仕事何時?って言う風に来るじゃん? 秋元:1時の段階で、もうさ、柏木はパジャマ着て、ね、寝ようとしてるんだけど、そこで「海いこうよ」ってさ…。 柏木:だって、仕事大事ですもん。 秋元:いや、仕事大事だよ。仕事大事だけどさ。その、パッションだよ。そこの情熱。 秋元:じゃあ、わかった。そいじゃあ、仕事で知り合った人が、じゃあ、あの、柏木に見せたいDVDがあるからウチにおいでよ、っていわれたらどうする? 柏木:それは、でも海よりはまだ、なんか…。 秋元:なあ、おまえ、全然わかってない。 柏木:?! 柏木:へ?へ?へ?へ? なんでですか? 柏木:!? あっはっはっはっは、そうか! |
「ミエリーノ柏木」の第1回の、やすす登場部分の会話が面白かったので抜粋。
ドラマ内の柏木さんが呼び出されたのが、なぜかやすす、という不思議な展開でしたが、恋愛感に関してダメ出しされる、素のかしわげさんがとてもおもしろい。
「情緒の無い」ってやすすが絶句する所が個人的にツボ。
ドラマの展開としては、おそらく「別れさせ屋」を通して、いろんな恋愛の姿を「なんで?なんで?」と疑問を持ちながら勉強していく、というような流れなんだと思うのですが、けっこうアドリブのようなシーンが多くて、そのつどかしわげさんの、アイドル柏木由紀のときにはみられない素の表情が満載で、これはアイドル主役のドラマとしては、新しい試み。
けっこう淡々とストーリーが進んでいく、大人っぽいドラマなので、好き嫌いは分かれるのかもしれませんが、個人的にこういったノリは大好物です。
案外、ファンでもない人の方が、このドラマの評価が高いかもしれないな。
スポンサードリンク