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博多レジェンド公演初日「てもでもの涙」の「つな(松岡菜摘)」と「もりぽ(森保まどか)」です。残念ながら公演には行けなかったのでDMMで視聴。
「てもでもの涙」はチームB3rd公演「パジャマドライブ」で、当時既にチームBのエースだった柏木由紀さんと佐伯美香さん(2009年に卒業)2人が演じたユニット曲で、いまだに5年連続リクエストアワーにランクインする人気曲です。
息のあった名ユニットであり、佐伯さんが足の怪我で休演が多く、結果佐伯さんはやむなく卒業してしまうのですが、歌詞とその姿がリンクし感動を誘ったことから、佐伯さん卒業後、ある意味神格化した曲でもあります。
そのため、人気曲でも演じる側にとってはとてもハードルの高い曲になってしまうのですが、それをこの2人にあえて演じさせるという部分に、セットリストを組んだ人の挑戦を感じます。
そして、正直な感想を言うと、すばらしかったです。
たぶん、技術とかそういった事ではなく、この歌の世界観がみごとにこの2人の雰囲気にマッチしているな、と思えました。
おそらく、この松岡×森保ペアの「てもでも」は、レジエンド公演の目玉の一つになるんじゃないかな。
まず、2人の外見のバランスがすごくいい。
2人ともタイプの違う美人で、陰と陽のコントラストがとてもきれいです。
たしかに、この2人は美人故に年齢よりは大人っぽく見えてしまうので、元気な曲では見せ場が少なくなってしまう懸念はありました。
なので、この情念の曲に2人を丸ごと投入してしまうというのは、まさに策士。
この歌は「自分が好きだという気持ちも伝わらないまま初恋が失恋に終わる」少女の歌なので、この2人の、人気曲をやる事に対する緊張感や、一生懸命さ、必死さが、うまくこの歌の世界観にシンクロしているような気がします。
この曲の初演は、柏木さんが17歳、佐伯さんが19歳。チームBが初めてもらったオリジナル公演で、まだまだ末っ子チームとしてなかなかAKBファンに評価されず必死で頑張っていた時代のエース曲。演じる2人の必死さが心を打つ演目でした。
青さとか、ひたむきさが見え隠れしないと、生きてこない曲だとも思います。
その曲を、16歳のつな、15歳のもりぽが、姉妹グループの末っ子HKT48で、先輩達に勝ちたい、とおなじように必死に歌っている姿は、やはり心を打つものがあります。
この2人が、これからどのようにこの曲を自分たちのものにしていくのかがとても楽しみなユニット。
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