相談って仲良くなれないよね【さしのうどん 指原×朝長】

指原:あ〜、誰か来てくれないかな〜。

朝:あ〜、おなかすいたなぁ〜、うどんがたべたいなぁ。あ!さしうどんだぁ!(棒)
指:やば!いままででいちばんやばいぞ。

朝:こんにちわ〜〜
指:やばいやばいやばい

朝:おなかすいたんですぅ〜…あの、相談があるんですけども〜。
指:うん、相談を聞きたいの、私。

朝:私、今、チームBに兼任…
指:あ、AKBね。
朝:そう、させていただいていて…

指:ま、AKBとHKTとどっちもやってるんだよね。
朝:そうなんです。すごくありがたくて、
指:ありがたいよね。

朝:うれしいんですけど、あの、ちょっと人見知りな物で、上手く話せない。いっつも一人でずっといちゃうんですよ…
指:え?そうなの?ぼっち?

朝:ぼっちです。もっと、なんだろ、出したい自分をって思っちゃう。
指:自分をだしたい?
朝:悩んでて。どうしようと思って。だれにも言ってない。

指:知らなかった。え〜、でもBってみんなやさしくない?
朝:みんな優しいんです。やさしいんです、本当に。優しくて話しかけてくれる。
朝:もっちーでしょ、しーちゃんでしょ、そうだよね。ゆきりんもまゆもいる。
朝:そうそうそう。
指:めっちゃやさしいじゃん。

朝:超優しいんです。
指:いいじゃん。
朝:話しかけてくれるけど、自分から行けないし、
指:なんでよ〜、チャンスだよ。

朝:もう本当に、ホントにわかんなくて…

指:バカだなぁ。
朝:バカなんです。

指:バカだなぁ、仲良くなんなきゃ。

指:指原も最初、Aに移動した時に、周りが豪華すぎて。あっちゃん、たかみな、麻里子様、こじはる。で、指原そのなかに放りこまれる、みたいな。

指:だったから、緊張してたけどやっぱ、先輩と話した方が力付くよね。知らない事多いし。

朝:そうですね。この前、麻友さんと少しお話しさせていただけて。
指:なにしゃべんの?
朝:あの「初恋よこんにちわ」をいま…
指:はいはい、麻友がやってたユニット曲を美桜がね。

朝:はい、やらせてもらっているから、「表情がヘタ」って先生に言われたから、「どうすればいんですか?」って言う話をちょっとできて…

指:でも、それって仲良くなんなくない?
朝:なんないです。
指:相談って仲良くなれないよね。

朝:でも、話しかけに行く事がないから…。
指:そっか、話しかけに行く内容が無いんだ。
朝:そう、だから相談をしてみようかなって思って。
指:あ、話しかけに行く内容ね…。
朝:うん

指:内容かぁ。話しかけに行く内容…。

指:じゃあ、私が今、最近人と仲良くするためにがんばっている事を教えてあげる。
朝:教えてください

指:今の時期ね。
朝:はい。なんだろ。
指:私が、ホント活用している事。
朝:はい

指:ワールドカップでのるく、乗り切る…噛んじゃった。

朝:ワールドカップ?

指:うん、今は、ワールドカップの話をしとけば何とかがんばれる。

指:ぜんぜん知らない人とでも、「え、見ました?」みたいなやつ。

指:見てないんだけどね。うっはっはっは。
朝:私も見てない。

指:見てなくても、全然知らないけど「長谷部が好き」とか言ってみる。
朝:あ〜。ありがとうございます。
指:それがね、大事。

朝:いただきま〜す。

指:♪負けない事、逃げ出さない事…
朝:美味しいです、あったかい。
指:おいしい?よかった。

2014年07月05日放送の「HKT48のごぼてん!」より抜粋。
「さしのうどん」です。

個人的に注目したのがところが3点あったので、書き起しです。

1点目:この会話での指原さんのテレビ的な補足の上手さについて。

朝:私、今、チームBに兼任…
指:あ、AKBね。
朝:そう、させていただいていて…
指:ま、AKBとHKTとどっちもやってるんだよね

朝:あの「初恋よこんにちわ」をいま…
指:はいはい、麻友がやってたユニット曲を美桜がね
朝:はい、やらせてもらっているから、

この2つは、HKT48やAKB48について知っている人が見ると、指原さんがなぜいちいち会話を遮って注釈を入れるのか、と思われるかもしれません。

ただ、この番組は土曜日のお昼に放送しているテレビ番組なので、視聴者はAKB48の兼任システムなどよくわからない人たちが見ている可能性の方が高い訳です。

だから、いきなり「チームBに兼任している」「”初恋よこんにちわ”を歌っている」といわれても、何の話か分からないまま、視聴者が置いてきぼりになる可能性が高い会話です。

この短い注釈が会話に挟み込まれる事によって、AKBGのシステムがよくわからない人が見ても、美桜ちゃんの置かれている環境が何となく分かって、そのあとの相談内容もしっくり来るのではないかと思います。

ここが、ファンが見に来る劇場公演でのMCと、アウェーであるテレビでのMCの違い。
たしかに、指原さんのインタビューなどを見ると、話の前に一般の人向けに一言注釈を入れる事がおおいです。

たぶん、そういった部分が外部のレポーターの人にとっては、使いやすいコメントとして重宝されているんじゃないでしょうか。

2点目:

「バカだなぁ、仲良くなんなきゃ。」
「先輩と話した方が力付くよね。知らない事多いし。」
「相談って仲良くなれないよね。」

この部分の会話については、指原さんの実体験に基づく生々しいアドバイスだな、と感じます。

指原さんは、以前から、先輩と仲良くなる事のメリットを「媚びるのではなく、自分という個性を知ってもらう事。」とよく言っていました。

AKB48にとって、劇場公演やコンサートでのMCは不可欠で、そこで新人メンバーが先輩に話しかけてもらえる事は、大きなアピールの場でチャンスでもあります。

先輩にしてみても、どんな子か分からないと、MCに組み込むには難しいでしょう。

以前、たかみなが「指原は、自分から”指原で〜す”と心を開いて来てくれるから話しやすかったし、いまや5期の後輩だという気がしない 笑」と言っていましたが、指原さんだって、エース級ぞろいのチームAに移動したばかりの時は緊張したと言っていますので、おそらく相当勇気を振り絞った「指原で〜す」だったと思います。

まあ、こういった指原さんをうざいと思った先輩も中にはいたかもしれませんが 笑、たぶん大体の先輩は一生懸命仲良くなろうと話しかけてくる指原さんをかわいがってくれたんじゃないでしょうか。

勇気を振り絞って話しかける事、そして先輩達との会話のなかにがんばって参加する事は、自分の未経験の、先輩達の経験上の知恵を手に入れる大きなチャンスです。

そして残念ながら、それは実務的な相談だけでは、そこまでの関係は築けないという事なのかもしれません。

3点目:

じゃあ、私が今、最近人と仲良くするためにがんばっている事を教えてあげる。

美桜ちゃんが教えてもらった内容は「ワールドカップで乗り切る」という、時事ネタを使うという簡単な答えではありましたが、これは内容の問題ではなく、たわいのない会話でもまず話しかけて行く事が、AKBGの中でも、外仕事でも同じように大事ということを伝えたかったんじゃないかなと思います。

あんなにずけずけと人に向かって行きそうな(失礼 笑)ベテランの指原さんだって、未だに人と仲良くするためにがんばっている、ということのほうが、美桜ちゃんにとっては励みになるかな。

ただ、「”長谷部が好き”とか言ってみる。」には、たしかにそういっておけば大丈夫だろうな、と納得してしまった 笑。そこはさすがのベテラン。


桜、みんなで食べた

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