そのヒントさえ見つかれば、みなさんがおっしゃる“運営の推し”になるんです。【秋元康】

ソロモン流 秋元康

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ソロモン流 秋元康
2010年12月19日テレビ東京「ソロモン流 秋元康 AKB48のプロデュース舞台裏」より
NMB48劇場公演初日メンバー選抜会議の様子

(七色息子さんの755に対しての秋元康さんのコメントより)

秋元康さん 秋元康 2014-11-10 05:59:25

ある幼児教育でこんな話がありました。

幼児たちの前に、30個くらいのジッパー(ズボンや財布にあるアレですね。チャック?)を置く。幼児たちが開けられるか?という問題です。

その時、上手に開けられなかった幼児の親が自宅で特訓させたそうです。

それを聞いた先生が

「大切なのはジッパーを開けることじゃない。考えること。それが脳を開くんです」

と。

メンバーにジッパーの開け方を教えることはできます。手を貸すことも。

でも、大切なのは考えること。禅問答のようですが、みんな、悩みながら前に進むんです。

推すというのは、僕を含めたスタッフがそのメンバーの何かを見つけた時に、それを生かしてあげることなんです。

ヒントが欲しい。メンバーを売り出すヒントが欲しい。いつも思います。

ただ、可愛い、スタイルがいい、しゃべりが巧い、歌が巧い、演技ができるだけではなく、他の人とは違う何か。それは、僕の目だけでは無理です。

ファンのみなさんの声に気づくこともあります。

劇場でアルバイトをしていた篠田麻里子はファンのみなさんに教えてもらいました。

指原は週刊プレイボーイの編集者が「さしこのくせに」というキャプションをつけたことからヒントをもらいました。

宮脇咲良は被災地支援に行った時のブログがスタッフの話題になりました。

内山奈月は「憲法を暗記しています」という一言からです。

松村香織はなかなか昇格できない研究生がいるというのがきっかけです。

須田という握手会の女王や島崎もアイドルなのに塩対応というのがテレビ番組のスタッフの目に留まりました。

もちろん、渡辺麻友や松井珠理奈のようにスター性がある人もいますが、一番大切なのは、キャラクターであり、あの〇〇と呼ばれるような特徴が求められるんです。

組閣をしたり、いろいろなイベントをするのは、そこで、何かきっかけが生まれないかと模索しているんです。

プロデュースというのは0を1にするここではなく、0.1を1にすることです。

本人が持っている何か、その0.1を拡大することがプロデューサーの役目です。

よく質問されます。「努力は報われますか?」報われて欲しいと思います。でも、正直なところ、僕にもわかりません。

ただ言えることは、努力することで夢に近づくことは間違いありません。

すべてのことをやってみて、夢が叶うかどうか?そこからがスタートです。

須藤凜々花のように755を始めたから見城さんの目に留まり、プロジェクトが動き出すこともあるんです。

僕はじっと息を**て見守っているんです。どこからか新芽が出て来ないかと。

そのヒントさえ見つかれば、みなさんがおっしゃる“運営の推し”になるんです。

チャンスは順番に来るはずです。

七色息子さん、こんな時間にごめんなさい。あなたのやさしい眼差しに、僕も語りたくなりました。

(※755は表示できないNGワードがあるので、おそらく**は息を”殺し”て、ではないかと思います。)

秋元康さんが755で”七色息子”さんという方に寄せたコメントです。

“七色息子”さんは、AKBG愛を755で熱く語っていた個人のファンの方ですが、それが秋元康さんの目にとまり、色々ないきさつがあった末SKE48のドキュメンタリー映画のパンフレットに寄稿を依頼されたという方です。

なので”七色息子”さんの文章から掲載を始めた方が分かりやすいとは思うのですが、”七色息子”さんは個人の方なので、文章の抜粋は避けました。

“七色息子”さんのコメントの内容は、AKB48SHOW!でのたかみなの説教部屋での北原理英さんとの話で「真面目に生きる人って得しない」というたかみなの発言に対しての優しい見解を述べていらっしゃいます。

755で読むことができますので、興味がある方は”七色息子さんのトーク”と検索して見てください。

今回のこのコメント、内容としては昔から秋元さんはことあるごとに発言していて、いまさら新しい発言ではありません。ただ、最近にしては珍しく、かなり具体的に分かりやすく書いているなと感じました。

たしかに、秋元さんはgoogle+にも書き込まなくなって久しいので、初見の人もいるかもしれません。もしかしたらそういった人や今のメンバーにもあらためて読んでほしいと思った文章なんじゃないかな、とは思いました。

今回のこのコメントの元になった「真面目に生きる人って得しない」という発言に関しては、自分にはAKB48Gの中での真面目さの概念が正直どういったものなのかが分からないのでなんともいえないです。

ただ、AKB48Gのメンバーは「芸能人」なので、芸能人として何に対して”真面目”に”努力”するのかというヒントは以下の秋元さんのコメントに現れているのかなという気がします。

可愛い、スタイルがいい、しゃべりが巧い、歌が巧い、演技ができるだけではなく、他の人とは違う何か。

一番大切なのは、キャラクターであり、あの〇〇と呼ばれるような特徴が求められるんです。

ただ言えることは、努力することで夢に近づくことは間違いありません。すべてのことをやってみて、夢が叶うかどうか?そこからがスタートです。

以前、EXILEの番組で秋元さんとAKB48の選抜メンバーが出演し、秋元さんがメンバーを一人ずつ紹介するというシーンがありましたが、そのとき秋元さんが指原さんのことを「珍味」と紹介していました。

当時は笑いながらもなんちゅー紹介だ、と思いましたが、結局の所まさに珍味としか言いようが無い存在になったのではないかとおもいます(褒め言葉)

今回秋元さんが、他AKB48という大人数のグループの中での人とは違う唯一無比の個性を表現する事が”推される”要因である、と明言しましたが、この「珍味」発言は実は以前から基本的な考えが変わっていないということの実例のような気がします。

そのヒントさえ見つかれば、みなさんがおっしゃる“運営の推し”になるんです。

これらの個性は、本人が気がつかない所にあるのかもしれませんし、本人がこだわっている部分以外にあるのかもしれません。

であればファンとしてはなぜ推されないかと憂うよりも、そのヒントが運営に伝わるように真面目に応援することこそが一番の応援になるのかな、と思ったりしました。


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