「DOCUMENTARY of AKB48 -The time has come」予告

ちょっと古い話題ですが。

2014年07月04日公開映画「DOCUMENTARY of AKB48 -The time has come」予告動画の指原さんです。

この予告動画で使われた映像は、すでにいろんなメディアで流された映像ばかりで、とりたてて目新しい映像はなさそうですが、優子さんの卒業セレモニーを予定していた国立競技場のコンサートが中止になった時の様子や、それを聞いている指原さんの泣き顔は初めて見ました。

今までの「DOCUMENTARY of AKB48」シリーズは、通常ですと1月末から2月の頭に上映されていて制作発表が大体年末には出ていたのに、今回は発表が無かったのでてっきりもうやらないのかと思っていましたが。

たしかに、昨年のAKB48の目立つ話題としてはみぃちゃんの事、麻里子様の卒業、総選挙1位が姉妹グループ…、AKB48の映画としては、ちょっと映像にしづらい1年だったかもしれません。

なので今回優子さんの卒業が無かったら、本当に映画にする気は無かったかもしれません。


昨年の「DOCUMENTARY of AKB48」は、映画の大半が前田敦子さんの卒業の話で構成されていましたが、上映の時点で前田敦子さんが卒業して半年が過ぎていた事もあり、なんだか温度差というか、違和感を感じたのを覚えています。

前田さんの卒業は悲しかったけれども、上映時には個人的にはもうそういった感傷の時期は過ぎていて、どちらかというと前田さんが卒業したAKB48のその先を残ったメンバーがどう見ているのかという所に興味がうつっていて、そういう事をこの映画でやるのかと期待していたので、その辺に関しては希薄な内容で拍子抜けしました。

「高橋栄樹監督はあっさんが卒業して本当に寂しいんだな」という印象しか残らない映画というのが個人的な感想でした。

それにスキャンダルや、辞めたメンバーの取り扱いも前田敦子卒業にたいしてのコントラスト付けとして話題にされたようで、あまりいい演出ではなかった気がします。

つまり「前田敦子が卒業するのにお前らなにやってんだ?」という演出に見えてしまったというか。

さらに、インタビューなども高橋栄樹監督が「こういう風に話を持っていきたい」方向にメンバーに誘導尋問しているように見える箇所が結構あったように思えました。

だからこの映画はドキュメンタリーと言いつつも、実際には高橋栄樹監督の中の「AKB48はこうだろう」という台本があって、それに沿う演出意図ありきで作られているのだろうな、とは思います。

ドキュメンタリーといえども監督の作品なので、秋元康さんは映画に関しては感想は言うけれども内容に対しては任せている、ということを対談で言っていました。

もしかしたらこの高橋栄樹監督はAKB48に近すぎて、あまり俯瞰でAKB48を見られなくなっているのかもしれません。

今回の予告を見ると、優子さんの卒業を軸にこの映画は描かれるようですが、すでにこの予告にも何かしらのこの監督の思い入れが入っているような気がします。

優子さんの卒業もAKB48にとっては大きな損失でとても悲しいですが、やはり個人的にドキュメンタリーとして見たいのは、感傷だけではない優子さんの卒業をふまえてのAKB48の未来だったりします。

はたして今度の映画はどのような構成になるでしょうか。


シェキナベイベー (CD+DVD)

桜、みんなで食べた

スポンサードリンク

関連記事:

スポンサーリンク